クレジットカード大好きな,当ブログ管理人のハンスケです。
私は現在,アメックスのゴールドカードをメインカードとして利用しています。それに加え,もともとはANAマイルを貯めるのが目的でアメックスに興味を持ったため,今でもANA VISAカードを使っているんです。
ANA VISAカードを手にしてから3年近く経とうとしていたある日・・・
とんでもない事件が起こりました。
この記事内の見出し
きっかけは一通のメール
何気なく過ごしていたある日,一通のショートメッセージが,愛用のiPhoneに届きました。内容としてはこんな感じの短い案内です。
(再現ここから)
三井住友カードです。カードご利用確認のため,メッセージを送信しました。恐れ入りますが,06-6445-3474までご連絡ください。ご連絡いただいた際には,すぐに折り返しいたします。
三井住友カード セキュリティセンタ(年中無休 09:00~20:00)
(再現ここまで)
このメッセージを読んだときに,ピンと来たことがあるんです。たまたま仕事でクレジットカードを数回使ってはキャンセルするということを繰り返していた時期なので,そのことだろうと直感したんですよ。
実は,クレジットカード会社はカードの利用状況をつぶさに観察しています。それで,同じカードを一日に何度も使ってしまうと,カード会社から電話がかかってきたり,最悪の場合は一時的に使えなくされることだってあります。
(以前勤めていたガソリンスタンドで,ホントに起きました。店長さんが,機械の確認のためにクレジットカードを何回も使っていたら,カード会社から「何度もカードが使われてますけど大丈夫ですか?!」って電話がかかってきたんです)
それを覚えていたので「やれやれ。気をつけてたつもりだけど,チェックに引っかかったか。利用停止にされてても,事情を説明したら大丈夫っしょ」くらいの気持ちでいたのですが・・・
電話してみたらもっと深刻な事態でした
メールに書かれていた通り,三井住友カードのセキュリティセンタに電話してみました。すると,予想外の展開が待っていたんです。
ハンスケ「もしもし,携帯にメッセージをいただいたのでお電話しています」
オペレータ「いつもお世話になっております。弊社では,24時間体制でカードの不正利用がないかチェックしております。今回,ハンスケ様のカードにて確認したいお取引がございましたのでご連絡しました」
ハンスケ「(「ああ,例の重複利用のことだろうな」と思いつつ)そうなんですね。では,確認をお願いします」
オペレータ「まず,〇月〇日に,XXという海外の通販サイトと思われるところで,7万円の決済がされておりますが,こちらはハンスケ様によるものですか」
ハンスケ「???」
そう!
なんと,私が考えていた重複利用のことなんかお構いなし! それどころか,海外(おそらくアメリカ)の通販サイトで,7万円も使ったことになっていたんですよ!もちろん,そんな買い物はしていませんし,サイトの名前も聞いたことありません。
また,オペレータさん曰く「別のところでも,2万5千円の決済がされております。こちらはハンスケ様ご自身によるものですか」とも聞かれました。もちろん,そのサイトも聞いたことありません・笑。
というわけで,なんと9万5千円ほどが勝手に利用されていたことが分かりました。いやー驚いたわ,まじで。
クレジットカードの不正利用に気づけてよかった!
幸い,今回はこれらの取引が不正利用によるものとすぐに判断できました。もちろん,オペレータさんがその場で決済をキャンセルしてくれましたから,私に請求がくるという最悪の事態は回避できたんです。
しかし,気になるのは「なぜこういう不正利用が起きてしまうのか」という理由ですよね。そこで,ハンスケはオペレータさんにあえて尋ねてみることにしました。
ハンスケ「どうして,こういう不正利用ができてしまうのですか?」
オペレータ「おそらく,ハンスケ様が以前ご利用になった店舗のどこかからクレジットカード番号が流出してしまい,悪い目的を持った人が不正利用したものと考えられます」
ハンスケ「なるほど~。では,今後の被害を防ぐにはどうしたらよいでしょうか?」
オペレータ「番号が異なるクレジットカードにする必要がありますので,ハンスケ様のカードを再発行いたします。今,お手持ちのカードを止めましたので,新しいカードが届くまで1週間から10日ほどかかります。その間はカードをご利用になれません。あらかじめご了承ください」
というわけで,その場でカードを停止し,番号を変えて新しいクレジットカードを再発行してもらうことにしました。ありがたいことに,今回はカード会社の都合という扱いになるようで,再発行手数料は無料でした。
クレジットカード番号が変わると,自動課金しているサービスすべてに影響を及ぼしてしまいます。案の定,数日経ったら「決済失敗」「クレジットカードでのお支払いができませんでした」という趣旨のメールがバンバン届くはめに・・・。
でも,カード番号を変えなければ,いつまた不正利用の被害に遭うかわからないわけですから,何の迷いもなく変更手続きをお願いしました。
後は,新しいカードが届いたら,利用している自動支払いサービスのカード変更手続きをするだけです。これで,とりあえず一安心ですね。
というわけで,意図せずに別れを告げることになったANA VISAカードを記念撮影
↓↓
オペレータさんによると,古いカードはしっかり切り目を入れて確実に処分してください・・・とのことでした。それで上の写真でお分りいただけるように,磁気が付いている帯の部分とICチップのところにハサミを入れてあります。
クレジットカードを利用している以上,どこかで個人情報が洩れて悪用されるリスクは必ず存在します。まったく身に覚えがなくても,いつの間にか10万円単位でお金を使われていた!なんてことも平気で起きます。
それで,カード明細はしっかり確認し,ヘンな出費が増えていないかチェックすることも必要ですね。幸い,今回のようにクレジットカード会社のセキュリティのおかげで,不正利用による引き落とし被害には遭わずに済みました。
クレジットカードを使うときには,こういう危機管理をする力も大切なんだって,いい勉強になりましたよ。
コメント
わたしも、過去2度、クレジットカードの不正利用、ありますよー。
金銭的な被害はありませんでしたが、カード会社の方いわく、もう少し不正利用の申告が遅れたらアウトって言われました。
カードは停止、切り替えの手続きとか、公共料金初め、習い事の支払いなど、登録先全て変更・・・。
大変な労力と無駄な時間を費やしました。
それ以上に、精神的な苦痛と不安・・・。
カード会社の方が親切、丁寧に対応してくれましたが、基本的に、クレジットカードの管理に落ち度が無ければ、金銭的な被害を被ることは無いそうです。
それは、クレジットカードの利用者が確かに本人であることの確認は店舗の責務、ということが店舗とカード会社との契約事項にあって、不正利用があると、それは店舗が本人確認の責務を怠った、ということになり、カード会社は店舗からの売上請求を拒否する、ので、金銭的な被害が利用者に及ぶことは無い、とのこと。
ただし、利用明細を見ず、不正利用の事実をカード会社へ即申告しないと、利用者の落ち度ということで、アウト。
それと、クレジットカード情報はサイトに登録しない、登録するのであれば、アカウントがハッキングされてもクレジットカード会社に登録したパスワードが無いと決済できない、3Dセキュア店舗に限定する、3Dセキュアのパスワードは推測されやすいものはNG、定期的に変更する、これを実践していれば、ほぼ、間違いなくカード利用者の落ち度は払拭できるようですよ。
sophieさん
ご自身の経験をシェアしてくださり,どうもありがとうございます!
2回も不正利用に遭ってしまうと,さすがに神経をすり減らしますね・・・。
こういうことが起きるから「やっぱりクレジットカードは危ない!現金が一番だ!!」
っていう考えになる人もいらっしゃるんでしょうね。
私も,明細は毎月キッチリ確認しています。
見覚えのないものがあったら即連絡できるようにっていうことと,
口座の残高不足に陥らないようにするためです・笑。
クレジットカードをネット上に登録するのは便利ですが,
情報が盗まれるリスクは覚悟しておかないといけませんね。
パスワードを定期的に変更するっていうことも,
かんたんにできるのになぜかめんどくさがってやらない・・・
便利さの陰には,やっぱり問題がつきもの。
用心深くあって,賢くクレジットカードを使っていきたいですね!
私も,sophieさんのように,役立つ情報をシェアできるよう頑張ります。