クレジットカードのリボ払いをハンスケが使わない理由

クレジットカード活用術
stevepb / Pixabay
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クレジットカードのリボ払いが,最近いろいろと問題になっています。ANA VISAカードも楽天カードも,そしてアメックスもリボ払いの仕組みがあるのですが,ハンスケはどれも使っていません。その理由をまとめます。

 

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この記事内の見出し

リボ払いとは

リボ払いとはそもそも何でしょうか。正式には「リボルビング払い」と言って,【毎月自分で決めた返済額+手数料】を支払っていく返済方式です。

 

 

よく,リボ払いと分割払いをごちゃ混ぜに考えている人がいますが,それは違います。リボ払いは「毎月の支払額を一定にし,その結果として返済回数が決まる」方式です。

 

それに対し,分割払いは「最初に返済回数を決め,その結果として手数料が決まる」方式です。何となく似てる感じがするんですけど,実際は全然違いますよね。

 

 

リボ払いの最大のメリットは「毎月の支払額を一定にできること」に尽きます。高額なものを買っても,毎月の支払いが5千円とか1万円とかで済むんです。

 

もちろん,これに手数料が乗っかりますけど,手数料を払ってでもいいから先にものを手に入れたいという場合には,リボ払いが使えるかもしれません。

リボ払いは絶対に使ったらいけない危ないものなのか

私は,リボ払いが危険だから絶対に使うな!などと言うつもりは全然ありません。そうではなく,リボ払いの仕組みとメリット,さらにはリスクをちゃんと勉強して,使うかどうかを自己責任でしっかり判断してくださいということをお伝えしたいんです。

 

最近は,リボ払い専用のクレジットカードとか,カードを作ったら初期設定がリボ払いで,5,000円を超えたら自動的にリボ払いになるとかいうケースも普通にあります(ハンスケも経験済みです。詳しくはこの後ご説明します)。

 

そこで,リボ払いが危険になりえる理由をいくつかまとめてみました。からくりを理解したうえで,リボ払いを使うかどうかを決める参考にしていただければと思います。

リボ払いが危険になりえる理由その1:手数料

リボ払いの返済額は,大体5,000円から千円単位で自由に設定できるところが多いですね。手数料は【利用残高】に基づいて計算されます。

 

ここが,リボ払いが危険になりえる理由の一つ。手数料は【利用残高】に基づいて計算されるため,毎月の返済額が少なければ少ないほど返済期間が長くなりますよね。となると,利用残高がなかなか減らないため,高額な手数料がかかるんです。

 

クレジットカード会社はこれを狙っているので,リボ払いを積極的に利用させようとしているんだとハンスケは考えています。毎月の支払い額が低い=返済期間が長くなるほど手数料を取れるので,カード会社としてはおいしいわけですね。

 

金融業はビジネスですからリボ払いを推すのはいいのですが,消費者の側が自分で勉強し,賢くならないと身を守れないということです。

リボ払いが危険になりえる理由その2:金銭感覚の変化

もう一つ,危険になりえる理由があります。リボ払いを利用するようになると,毎月の返済額が見かけ上一定になるため,金銭感覚が徐々におかしくなってくる可能性があるんです。

 

10万円のものを買っても,毎月の支払いが5,000円プラス手数料だったら,ローンを組んで高額商品を買ったのと同じような感じです。先にものを手に入れて,利息を付けて返済するってことですね。

 

 

でも,こういう使いかたに慣れてしまうと「リボ払いだから余裕で返済できるじゃん♪」みたいになってしまうかもしれません。

 

それはとても危険なことです。いつの間にか,支払い総額を管理しなくなり,気がついたら複数のクレジットカードでリボ払いを使うようになり,お金が足りなくなって最悪は多重債務・・・なんてことも起こるんです(私じゃないですけど,これ実話です)。

 

 

少々ラフな言い方をすると,クレジットカードの利用は「一時的な借金」を作るのと同じです。借りたものはさっさと返す。これが鉄則です。返せる当てがないのに,クレジットカードを使ってポンポン買い物なんてしちゃだめなんですよ,ホントは。

リボ払いが危険になりえる理由その3:支払い管理

3つ目の理由は,クレジットカードを支払い管理が煩雑になることです。ハンスケは,大雑把でありつつも几帳面なので(笑),毎月の支払管理を家計簿つけて行ってます(エクセルで作った自前の家計簿)。

 

クレジットカードは一括払いが一番楽ですし,手数料もかからず手堅い使いかたです。しかし,リボ払いを利用すると,手数料が毎月変化しますから,それに合わせてお金をやりくりすることになります。ハンスケ的には,この手間がどうもひっかかるんですよねぇ。

 

これを避けるたった一つの確実な方法は,引き落とし口座に潤沢な資金を入れておくことです(笑)。でも,そんな余力があるのなら,そもそもリボ払いなんか使う必要ありませんよね。

 

支払い管理は,クレジットカードを長く安全に使うために必要不可欠です。クレジットヒストリーを積み上げるためにも,残高不足による延滞などの不要なリスクは,できるだけ排除しておきたいものです。

実録!リボ払いのキャンペーンでこんなことがありました

リスク排除には,オンラインサイトでクレジットカードの最新状況を把握することも含まれます。実は私,一つのクレジットカードだけはリボ払いのキャンペーンを利用してるんです。

 

ある日,カード会社のオペレーターさんから,リボ払いの営業電話がかかってきました。リボ払いに登録すると,年会費が半額になると共にギフトカードをプレゼントします,と言われました。

 

削れる経費はできるだけ削りたい。そこで,オペレーターさんに根掘り葉掘り質問し,オンラインサイトで何度も確認をしてからリボ払いに登録だけすることにしました。でも,それも意外と面倒でしたね(ものぐさな私だからそう思ったのかもしれませんが)。

 

 

オペレーター「今日はハンスケ様に,リボ払いのキャンペーンご案内でお電話いたしました」

 

ハンスケ「(まあ,ブログのネタになるし話だけ聞いとくか・・・)ありがとうございます。どんな内容ですか?」

 

オペレーター「このキャンペーン中にリボ払いにご登録いただくと,年会費を半額にするとともに,ギフトカード1,000円分をお送りします」

 

ハンスケ「年会費半額ですか?以前同じようなお電話いただいたときには,そんな話聞かなかったんですけど,このキャンペーンは初めてですか?」

 

オペレーター「さようでございますか。年会費についてもご案内していたかと存じますが・・・」

 

ハンスケ「まあ,それはいいですよ。せっかくなので申し込みます」

 

オペレーター「どうもありがとうございます。それでは注意事項などをご説明いたします・・・」

 

 

こんな感じだったのですが,リボ払いに登録して年会費だけは半額になったものの,ギフトカードはもらいませんでした。なぜかというと,キャンペーン適用条件が「リボ払いの設定金額を5,000円にすること」だったからです。

 

設定金額を5,000円にすると,そのカードを5,000円以上使った分は自動的にリボ払い対象になります。手数料の年利が15%ほどもあリボ払いを選ぶ意味が私にはなかったのと,自動でリボ払いの対象にされてしまうのがいやだったので,すぐに手を打つことに。

 

 

オペレーターさんと話していた手前,その場は設定金額5,000円で登録しましたが,後日カード会社に電話して設定金額を上限の20万円まで上げてもらいました。こうすれば,20万円までは一括払いの対象として自動的に処理されますから,リボ払いに勝手にスライドされる心配がなくなります。

 

どうしてもリボ払いをしたくない私は,そのカードの与信枠が60万あっても「実際に使っていいのは20万円まで」と自分でルールを決めて管理しています。

 

 

ちなみに,リボ払いの設定金額を5,000円から20万円に変更したことで,ギフトカード1,000円分の対象とみなされなくなったようです。当初言われていた期日になってもギフトカードは送ってきませんでした。

 

でも,私はこうしてよかったと思っています。たった1,000円のギフトカードを手に入れるために,管理が煩雑で不要な手数料まで払うことになるリボ払いを利用するメリットがどうしても見いだせなかったからです。年会費が半額になっただけでも御の字ですよ。

 

 

こんな経験があるからこそ,リボ払いについては詳しく勉強し,キャンペーンなどを利用するなら特に用心深くないといけないなって思ってるんです。年会費半額とかギフトカード1,000円分とかなんて,クレジットカード会社からしたらリボ払いで入ってくる手数料からすれば「タダ同然」の額でしょうから。

 

 

ちなみに,アメックスの場合は「ペイフレックス」という名前でリボ払いが可能です。興味がおありならこちらの記事をお読みください→アメックスカードのリボ払い「ペイフレックス」はお得なの?

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