アメックスカードのリボ払い「ペイフレックス」はお得なの？

アメックスのクレジットカードと言えば，一括払いが基本というイメージを勝手に持っているハンスケです。

しばらく前から，アメックスもリボルビング払いに当たるサービス「ペイフレックス」を導入しています。

果たして，これはお得で使う価値があるのか？ハンスケの独断と偏見で考察します・笑。

この記事内の見出し

そもそも，リボルビング払いとは何でしょう。リボルビングとは，英語で言うと “Revolving” ＝「回転する」という意味があります。まるで弾丸を回転させて発射する鉄砲のように（実際に，リボルバーという名前の鉄砲もありますし），一回の支払いで終わらず，同じ金額を繰り返し返済する仕組みです。

簡単に言うと，リボルビング払いとは，一括返済ではなくて長期にわたって一定額を返済していく感じです。分割払いと違うのは，分割払いは「支払い回数が決まっている」のに対し，リボルビング払いは「毎月の支払い額が決まっているため，支払い回数が状況によって変わる」こと。

大抵，どのクレジットカード会社もリボルビング払いにすると年利15％程度の利息を取ります。ですから，下手にリボルビング払いばかりを使っていると，利息ばかりを払って元金が一向に減らない・・・なんていうことにもなりかねません。ですから，私はリボルビング払いを使ったことがありません。

ここまでが前置き。続いて，ペイフレックスとは何かをお話ししますね。

アメックスのペイフレックスは，普通のリボルビング払いとほとんど同じです。でも，少し違うところもあります。ペイフレックスの場合，毎回のカード利用額が設定金額より大きいか小さいかで支払いが変わってきます。

例えば，設定金額が2万円だった場合。携帯料金が1万7千円だったとすると，これは設定金額以下なので一括払いとなります。でも，奮発して3万円のプレゼントを買った場合は，設定金額を超えているのでリボルビング払いとなります。

振り分けの設定金額は，ペイフレックスを始めて申し込む時には5千円・2万円・5万円の中から選ぶことになります。登録完了後は，問い合わせ窓口に電話することで最高20万円まで引き上げることができます。この辺りは，他社と似ていますね。

ペイフレックスでは，毎月の残高を「スライド方式」で返済することになっています。仮に，リボルビング払いの残高が15万円だった場合，毎月の返済は6千円ずつ・・・という感じです。

アメックスの公式サイトを参考に，ペイフレックスの返済額を表にしてみました

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最高150万円以下まで返済額が設定されていますが，そもそもそんなに使う余裕があるんなら，ペイフレックスなんて要らないんじゃね？っていうのが，ハンスケの正直な感想です・笑。

ここ数年の金融業界を取り巻く情勢の変化で，クレジットカード会社はあの手この手でリボルビング払いを推奨しています。リボ払いを設定したら年会費を半額にしますよとか，ギフト券をプレゼントしますよ，とか。

それはそれでいいのですが，問題は私たち消費者がリボルビング払いの仕組みを正しく理解して，誤った使い方をしないことです。一歩間違えると，あっという間に多重債務者になりかねないのがリボルビング払いの恐ろしさだからです。

毎月の返済額は確かに安くなります。しかし，その分利息を取られているわけですから（ペイフレックスの場合は実質年率14.9％），利息ばっかり払って元金が減らず，気が付いたら首が回らなくなっていた・・・という人もリアルにいます。

アメックスの場合，ペイフレックスを利用するには事前に申し込みが必要です。もともと，アメックスは一括返済が前提のクレジットカードですから，知らないうちにリボ払いの罠にはまってた！なんていうことはないでしょう。

それに，上にも書いた通りなのですが，そもそもペイフレックスを使って高額な買い物をする必要性ってあるんでしょうかね。クレジットカードは，お金が湧いてくる魔法のカードではありません。一時的に借金しているのと同じなんです。

借りたものはきちんと返す。これが，人として当たり前のルールです。返せないような無理な買い物は最初からすべきではありませんし，お金の動きを理解していないでリボ払いを使いまくると，後で痛い目に遭う可能性が高いです。

そんなわけで，ハンスケはペイフレックスの申込書を郵便で受け取っても放置しています・笑。だって，使うメリットがないし，必要性も感じないですから。

いつもニコニコ現金払い・・・ではないにしろ，借りたものは一括で気持ちよく返す！これが，私のやり方です。