地震大国・・・というより、災害大国である日本。
普段から備えているつもりでも、実際に震災に遭遇するとパニックになってしまうもの。食料や飲料水の確保は当然のこととして、意外と見過ごしがちなのが「現金」を手元に置いておくこと。
これ、私のようにクレジットカードばかり使って生活している者にとっては意外な盲点でした。
停電したときに備えて何をしておけばいいのか?改めて考えてみましたのでおすそ分けです。
この記事内の見出し
震災が起きた時に現金があって助かった経験
大きな震災が起きると、ほぼ確実に起きるのが停電です。一度停電してしまうと、復旧するまで何日も(場合によっては何週間も)かかることがあります。
そうなると、クレジットカードの決済システムは当然ながら使えず、お店で物を買うときには(お店が営業していればですが)現金での決済しかできないことになります。
東日本大震災を経験した友達が言っていたのですが(彼女は沿岸部ではなく内陸部に住んでいたため、津波の被害はなかった)、現金を持っていたことで必需品を買えたんだとか。
防災対策で現金はいくら持ってたらいいの?
となると、現金をあらかじめ準備していることも、立派な防災対策ですよね。
じゃあ、一体いくら用意していたらいいのか?ですが、ここで大事なのは「額の大きさ」と「お札・小銭の組み合わせ」です。
仮に、大人一人に対して5万円の現金を常備するとしましょうか。
1万円札を5枚、一つのリュックに入れて終わり・・・なんてナンセンスなことは誰もしないでしょう。私は、海外旅行へ行く時と同じようにします。つまり
・少額に分ける
・あらゆる場所に分散する
ことが大事なんですよ。
我が家の場合、お札は1,000円札を基本としています。
額面が大きいお札(5千円や1万円)は、大きな買い物をするときには使えます。でも、震災などの非常時には、そんな大きな買い物ができるとは限りません。まとめ買いしようにも数量制限がかかりますし、お釣りが却って来ないことだってありえますから。
そして、自分が身につける物に分散して入れるようにします。財布や非常持ち出し袋もいいですけど、普段使いのスニーカーの底(ソールの下)に左右それぞれ入れなんていうのは、お手軽かつ定番の方法ですね^^
あと、普段よく使う物の中にいくらか現金を入れておくのも手です。ビジネスバッグやボディバッグ、ウェストポーチなど。女性の場合は、普段からよく持ち歩いている化粧ポーチにお札を入れておくという手もありますね。
災害時には小銭も準備しておくのがオススメ
5万円だから、千円札を50枚でいいや!というのも、これまたオススメではありません。地震等が起きた時は、普段以上に小銭を重宝するからです。
なにせ、災害時は通常通りの営業ができない状態なので、お釣りが出せないお店だってあるわけです。商品の額面ちょうどだったり、1,000円ちょうどでないと買えない・・・ということもあります。
とはいえ、あまりたくさんの小銭を持ち歩くのも現実的ではないので、私個人は「100円玉・10円玉をそれぞれ50枚ずつ」を1つの目安にしています。あとは、財布の中や車のコインホルダーなどに分散して入れておくんです。
小銭をまとめるコツは「コインケース」を使うこと。アマゾンなんかで売ってる「50枚収納タイプ」だと、棒状になってコンパクトにまとめられますよ^^
災害時に意外と役に立つ500円玉
500円玉も、災害が起きたときには見逃せないアイテムです。
少ない量でそれなりの金額を所持できますし、もしお店で買い物をするときに500円玉を使うチャンスがあれば、お店の方にすごく喜ばれるかもしれません。
お札ばかりレジに入っていて小銭がない!=お客さんにお釣りが出せない!!という状況だって考えらるんですから。
銀行や郵便局のATMが使えない状況では、手元にあるお金を回して行くしかないので、両替ができずに商売ができなくなる・・・ということだって起こり得ます。
手元に現金(小銭)を用意しておくことは、他の人の為にもなるんですね!
被災したらお金だけが頼りになる?
地震により日常生活が送れなくなるなんて、誰しも想像したくもないですよね。でも、現にそのような事態が頻繁に起きていますから、無視するわけにはいきません。ですから、普段何もないときにしっかり準備をしておきましょうね!
とはいえ、被災の度合いにもよりますが、お金だけが頼りになる・・・とは思いません。
私の好きなことわざに「お金と知恵は身の守り」というものがあります。お金も身の守りですが、究極の状況では、身の回りにあるものでどうにかする「知恵」が、本当の意味でお守りになるんじゃないでしょうか。
そして、周りの方達をお互いに支え合い励ますことも、難局を乗り切るポイントだと思いますね。
そんなわけで、我が家の防災対策も、さらに見直しをしていこうと思います^^
コメント